二子玉川ライズS.C.店

2015 13 Sep

初心者のための接着芯講座

こんにちわん!二子玉川ライズ店のポチです( ´ ▽ ` )ノ

さっそくですが皆様。接着芯の選び方、貼り方、悩みませんか?
「どうやって貼るの?どうして貼るの??」
そんな疑問にポチがお答えしたいと思います♪
題して!

ポチの洋裁教室 第1回 「初心者のための接着芯講座」

☆接着芯は多種多様
表地や接着芯の種類によって接着条件が変わり、思った通りの仕上がりにするには経験やコツが必要です。
初心者にはハードルが高そうに思えますが、正しいやり方とちょっとのコツでいつもの作品もワンランク上の仕上がりに♪


☆接着の条件
温度圧力時間
この3つを適正に行うことで、しっかりと接着芯を貼ることができます。
(初心者のトラブルで一番多いのは接着時間が短すぎることで接着芯が剥がれてきてしまうことです!!)


☆接着の仕方
いろいろな貼り方がありますが、今回は代表的な貼り方をご紹介いたします。

① 表布の裏面に接着芯ののりがついているザラザラした接着面を合わせて置きます。
② ハトロン紙やクッキングシートを接着芯にのせます。
③ ドライアイロンで圧着させます。
温度は140〜160度
・体重をかけて上から押さえ込むように
・時間は5〜15秒(使用する布地や接着芯によって変わります)
アイロンは滑らせず、中央から外へ向かって、1カ所ごとに持ち上げながら次の場所へ移します。
④ 熱が冷めるまで平らにして放置します。
  接着樹脂は熱が冷めることによって固まるので、熱を持っているうちに動かすと接着不良や変形の原因になってしまいます


☆キレイに接着するには"粗裁ち(あらだち)"も必要
表布が収縮しやすい布や、薄手で裁断しづらい時に用いる方法です。
表布、接着芯ともにパターンより大きめに裁断し、接着後パターンを置いて裁断します。


☆そもそも、接着芯ってなあに?
基布(薄手の布)の裏面に熱で溶ける接着剤が塗布されてあり、アイロンの熱で接着できる芯地です。
どこからも見えませんが、作品をキレイに仕上げるために大切な役割を持っている、縁の下の力持ち的存在です。

〜役割〜
1.着崩れや型崩れを防ぎ、美しいシルエットを作ります。
2.部分的に厚さや硬さを与え、補強します。(衿、前立て、見返し、ポケットetc...)
3.伸び止めになります。(伸びやすい布やカーブなどの伸びをおさえます。ポケット口、衿・袖ぐりetc...)


☆接着芯の種類
大きく分けると<布タイプ><不織布タイプ>の2種類です。 
それぞれに厚さがいくつかあります。お作りいただくアイテム、使う布に合わせてお選びください!

・布タイプ 洗濯可
薄いものはお洋服に、厚いものはバックなどにオススメです。
・不織布タイプ 洗濯不可
洗濯をしない衣装や、バッグ、アクセサリー、ワッペンなどの小物にオススメです。


いかがでしょうか!接着芯、奥が深いですね〜。(種類や貼り方はこれ以外にもたくさんあります)

次回、以上をふまえて〜実践編〜をお送りいたします!

ポチの洋裁教室 第2回「子ども用リバティワンピースで接着芯を貼ろう!」
9月16日更新予定です。お楽しみに♡