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2018 08 Mar

失敗しない!フェイクファーのカット方法(=^ェ^=)


皆さまこんにちは!
特殊生地売り場のNです!!

今回は難しそうで実は簡単!
でも初めてだとうっかりしがちなフェイクファーの裁断方法などをご紹介します✧︎*。
可愛いフワモコのフェイクファーは使用するととっても作品が映えますよね✧︎*。
大物を作っても可愛いですし、既存のアイテムのちょい足しにも大活躍のフェイクファー。
でも使ったことないし難しそう…と思ってる方多いのではないでしょうか??

実はそんなこと全然ないんです!!
ちょっとポイントを覚えておくだけで簡単に扱えちゃいます|・ω・´))!!
ようやくカットが終わって、ひっくり返したらあらびっくり!ってことにならないように、事前にチェックしておきましょう✧︎*。

まず、フェイクファーには毛と毛を植え込んでいる土台部分があります。
この土台部分をグランドと言いますが、カットの際は裏側からこのグランドのみをハサミの先端でカットして行きます。
もしここではさみの根元からザックリとカットしてしまうとひっくり返した時の悲劇が待っていますので要注意!!
ちょきちょき…
慣れると早くカットできますが、初めはゆっくりカットして行きましょう。
切った後に余分な部分をどかしてみると、こんな感じ…
グランドの下からパイル(毛)が出てますね。
ひっくり返すとこんな感じです。
自然にカットできてますね。
これが正解の切り方になります。

例えばはさみの根元からカットすると、このようになります


ぱっ…ぱっつん!!
なんだか不自然ですね…
縫い代分がありますのでこの程度の毛足のものならある程度は大丈夫だとしても、ここまでぱっつんだと出来上がったときに不自然な長さの毛が表に見えてしまうかもしれません…
毛足の長いファーだとなおさらです!

はさみの先端でなんて言われても裁ちばさみを持ってないという方は、カッターで裏からグランドのみを切るという方法もあります。
生地を張った状態で何往復かすると徐々に切れていきます。こちらもグランドのみを切ることができますので綺麗に切れますが少し難しくもあります。
今後使うことも考えると裁ちばさみの購入を検討してみるのもいいかもしれませんね。


さて、型紙通りにカットすることはできましたが、縫製中にもカットしなければならないところがあります( ˙꒳​˙  )
それは縫い代の毛です。
「縫い代の毛を切ればばいいのね!!
じゃあ縫う前に切っちゃえー!!」と切ってしまうと、縫製後ひっくり返したら剥げてるところがチラ見えしてた…(꒪⌓꒪)!!なんてことになりかねません。
そのため縫い代の毛は縫製後、カットするようにすると良いでしょう✧︎*。
このように、厚みがなくなりスッキリします。

縫製後に余分な毛を切る前に、一手間すると仕上がりが綺麗になります。
縫製後すぐ表に返してみると、縫い目に毛が巻き込まれているのがわかると思います。
このままだとどこに縫い目があるのがバレバレの仕上がりになってしまいます。
そのため、巻き込まれた毛をすくいだしてあげる必要があります。

目打ちなどで丁寧にすくいあげてあげると綺麗な仕上がりになりますので、ぜひお試しください(・∀・)!!
この工程を縫い代の毛をカットする前に行うのは前記の通りで、すくいだした時に妙な長さにカットされた毛がこんにちはしないように、ということです。
どうぞ忘れないようにご注意ください( ˘͈ ᵕ ˘͈  )


以上をふまえまして、ぜひ素敵な手作りをお楽しみくださいませ(*゚∀゚*)✧︎*。

ファー生地は生地館5階特殊生地売り場にてお取り扱いしております!
皆様のご来店お待ちしております✧︎*。