本店[服飾館5階A・Bフロア]毛糸・手芸材料

2020 12 Jul

リバーシブルのコースターを作ろう!

いつもブログを見ていただきありがとうございます。新宿本店 毛糸手芸材料売場のシュガーです。

ヴォーグ社の「ワンダーニット」で紹介されたリバーシブル編みは、2色の編み込み模様が表と裏で反転して出てくる、どちらを表にしても使える便利でおしゃれな編み方です。

コロナ禍の豊富な自宅時間で、色々リバーシブル編みを試していたら、何と!「表と裏で全く別な模様」を入れることができる事に気付いてしまいました。

そこで今回は、冷た~いジュースやビールを注いだグラスの水滴も優しく吸い取るコットンでリバーシブルのコースターを作ろう!

ちょっと難しそうと思うかもしれませんが、必要な技術は、4つの初級テクニックだけです!
・一般的な作り目
・一目ゴム編み
・二目一度(右上)
・伏せ目

【コースターの表側】
(猫の上の方が糸が足りなくなって違う色になっています。あしからず…)

【コースターの裏側】

コットンの糸も色々並んでいますが、色数も豊富で1玉が小さくて無駄が無いハッピーコットンがちょうど良さそうです。

・ハッピーコットン 180円+税


2色使った表と裏で模様が違うリバーシブルのコースターの作り方、始まり始まり。

【作り方】
1.作り目
1目ゴム編みの作り目から始めた方が、ちょっと上級者的雰囲気が出ますが、簡単な一般的な作り目で始めましょう!
作り目を1段目に数えます。


2.2段目から
2段目からは、2色使って表側と裏側の模様を同時に編んでいきます。
奇数段も偶数段も編み始めの1目は表編みで始まります。この時、編まない方の糸を絡めるようにして編みます。
(例えば、写真だと最初の1目をピンクの糸で編む場合、オリーブ色の糸をピンクの糸の上に置いておけば絡まります)
また、表編みの次は、裏編み、次は表編みと1目ゴム編みの要領で編んでいきます。2色のうちの編まない方の色の糸も、編む糸と一緒にくっついていきます。最後の目は裏編みです。

表編みしたところは、今編んでいる面の模様になり、裏編みしたところは、反対側の模様になります。

今編んでいる段の模様は見えてこないので、10目毎に目印の目数リング(写真のように結んだ糸で代替えしても大丈夫。)を付けて色を確認しながら編むと間違いずらいです。
編み図の5目分を「赤、黄、赤、赤、黄」のように頭に入れて2回繰り返すと10目編めます。目数リングを入れて次の10目に進む、とやると1目毎、編み図を確認する必要が無いので少しはスピードアップになります。(ここが一番大事なポイントかもしれません!)
そして一段編んだら、編み図の編み終わった段をラインマーカーで塗りつぶしておくのを忘れずに。

3.最後の止め
最終段まで編んだら伏せ止めします。表編みと裏編みを1組とするとうまくまとまるので右上二目一度で編みながら伏せ止めしてください。1目ゴム編み止めにすると上級者的雰囲気が出ますが、この伏せ止めでも十分キレイです。


少し根気はいるかもしれませんが、コースターの大きさなので、マフラーに比べれば全然少ない時間で作れます。プレゼントにもピッタリ!

編み込みをしているつもりが無いのに模様が編めてる!しかも表と裏で別な模様!
ちょっと不思議で、面白い

写真の「猫さん」と「梅・桜」の2枚のコースターの編み図を準備いたしました。必要分の糸をお買い上げのお客様に差し上げていますのでぜひ挑戦してみてください!