二子玉川ライズS.C.店

2015 19 Sep

リバティのよそゆき子供ワンピース〜ギャザースカートを綺麗に仕上げるコツ〜

こんにちわん!二子玉川ライズ店のポチです( ´ ▽ ` )ノ

皆様お待たせいたしました。「ポチの洋裁教室 第3回ギャザースカート編」です!
第3回。そう、この記事はシリーズになっております。まだご覧になっていない方はぜひ第1回第2回もご覧ください♡


さて本日は、スカートの定番中の定番、ギャザースカートについて。
前回ご紹介したワンピースの続きになります。
ギャザーって綺麗に寄せようと思うと意外と難しいですよね。
今回も、本には載っていないミシンかけのちょっとしたコツをご紹介したいと思います。


身頃とスカートの縫い合わせについて
早速ここで「しつけ」をかけがちですが、「しつけ」をかけてしまうと、縫い合わせる際にギャザー分量の微調整が出来ません。
「しつけ」の代わりに、待ち針を細かく打って(3〜4㎝間隔)外しながらゆっくりミシンをかけます。

その際、縫い線とギャザーは直角になるようにして、左手で常にギャザーを整えながらミシンをかけます。
右手は、目打ちを使って縫い代側のギャザーの分量を微調整し、ギャザーをおさえて、つぶすようにしながら針の方へ送ってあげます。

ここでもう一つ注意しなければならないのが、縫い合わせている身頃がズレていないか、時々確認しながら縫い進めます。

コツをつかむまでは少し大変かもしれませんが、数をこなすうちに慣れてきます。
ギャザー寄せが綺麗に行かず苦手な方、ぜひ⬆︎のやり方で練習してみて下さいね!

☆まだまだありますキレイに仕上げるコツ☆
ギャザーの分量は、前中心付近は気持ち多めに、縫い合わせのある脇や後ろ中心付近は少なめに寄せると綺麗なシルエットになります。
「あらミシン」は、前後スカートを分けてかけておいた方が、ギャザー分量を調整しやすいです。


脇の縫い合わせについて
必ずウエスト側から裾に向かって縫い合わせましょう。
左右で別々の方向から縫い合わせると、脇線が斜めで伸びやすくなっているため、変形して綺麗な台形になりません。
ご注意を!

そしてここでも目打ちの登場です!
脇線など長い距離を縫い合わせる時、上の生地が下より長くなっちゃった、なんて事ありませんか?
これは、ミシンの送り歯が2枚一緒に生地を送る事が出来無いからで、どうしても上の生地が遅れてしまうのです。
これを解消するために…
まず、右手で下の生地を引っ張り気味にし左手で上の生地を送ってあげましょう。
また、目打ちを使って下の生地をおさえながら縫ってもいいですね。
待ち針をたくさん打てば良い事なのでしょうが、長〜い直線はガーッと縫ってしまいたいですよね。待ち針は3箇所くらいにして、この方法に慣れると直線縫いがとっても楽ですよ。


裾のミシンステッチについて
裾が広がっているスカート、縫い代が余ってしまい、タックが入ってしまう事、ありませんか?
出来上がり線に対して、縫い代線が長いため起こる事で、これはパターンの段階で解消しておきます。
パターンを出来上がり線で折りあげると…
縫い代側がはみ出すので、その分を切り落とします。
開いてみると
縫い代分が少し内側に入ってますね。
このスカートはフレア分が少ないので、パターンの操作だけで大丈夫でした。
これでも縫い代分が余る時は、ぐし縫いをして縫い代分を縮めます。


今回の記事の中で登場した「目打ち」の使い方。えっ⁈って思われた方もいるかもしれませんね。
「目打ち」は袋物のカドを出すだけの道具ではないのですよ〜
クロバー 目打ち ¥750+税

ミシンをかけながら目打ちを使えるようになると、とても便利。ぜひマスターして下さいね。
ただ、フットコントローラーが無いと出来ないワザですので、合わせてそちらもお持ち頂く事をオススメします!

ポチの洋裁教室シリーズ、皆様の作品作りに役立てて頂けると幸いです!
今後は不定期で更新しますので、これからもぜひ二子玉川ライズ店のブログをチェックしてくださいね(*^^*)