オカダヤレシピ

2019 29 Mar

◇計算要らず◆ダイヤ型パーツ◇の作り方◆

立体的なパーツを作りたいけど彫刻みたいに削り出すのって難しそう…組み立てて作るのって展開図考えなきゃいけないんでしょ?無理……と、造形パーツを作ってみたいけど躊躇している方も多いはず。(実際私はそうでした)

今回は方眼用紙とコスプレボートハードタイプを使った、ダイヤ型の立体パーツの作り方を紹介します。
 
 
 
 
今回使う道具
 
 
材料
型紙の元をつくる紙(方眼があると便利)
方眼用紙(厚紙でも○)
コスプレボートハードタイプ 3㎜
 
道具
はさみ(紙を切る用)
カッターorデザインナイフ
定規
グルーガン
マスキングテープ
Gボンド
 
 
?なぜ方眼用紙を使うのか
 
厚みのあるボードを切って張り合わせるとその分厚みを計算しなくてはいけないからです。
方眼用紙は折り曲げるだけで角が作れるので初心者さんはもちろん時間がない方にもオススメ
強度や耐久性、角度の正確さを求める方はボードを切り出してね!!
 
 
?なぜハードタイプを選ぶのか
 
コスプレボートは目が細かく、色塗りをするときに綺麗に仕上がるのは皆さんご存知かとおもいます!!!
今回ハードタイプを選んだのは、ハードタイプが、粘りが少なく切りやすく断面が綺麗に仕上がり、かつ布を貼った時にエッジが美しくでるから、です。
鎧のような体に沿う形・曲面をつくるときは通常タイプ、武器やモチーフをつくるときはハードタイプ、と、使い分ける人も多いみたいですね。
 
 
 
①欲しいサイズより大きめのダイヤパーツを紙に書いて折ってみる
 
 
今更ですがこのブログのやり方だと○○cmのダイヤパーツは作れません!!!!!数学が出来ない人が書いてます。申し訳。
書いたら切り出し、折り目をつけていきます。
 
 
 
 
中心(頂点)からのびる線を変えることで高さが変わるのでお好みで。びびっときたら折り目をペンでなぞり切り取ります。
 
 
この時中心となる角がどこなのか目印をつけておきましょう。
これで型紙は完成。
 
 
②型紙を方眼紙にうつし、切り出す
方眼紙に型紙をおき、頂点3つを写したらあとは定規で結びます。
目印を写すのも忘れずに。切り取ったら裏面にも目印をつけます。
 
 
 
③切り出した方眼紙を方眼紙に当て、うつしていく。
ダイヤ型の型紙は三角形の集合体なので、中心となる角の目印が合うように印をつけていきます。
 
まず一個
 
 
ぴったりくっつくようにもう一個
 
 
最後のひとつを写したら次は切り出します。
はさみでカットしても大丈夫ですが、頂点になるところを切りすぎないようにカッターで切り出しました。
 
 
複製する場合はこれをテンプレートにして写します
 
 
④カッターorデザインナイフで軽くなぞり折りやすくし、成型する
 
 
力を入れすぎるとこんな風に折り曲げた時にぱっくりいってしまうので注意。
 
 
 
一度反対方向に折ってからだと綺麗に角ができます。
 
 
折り曲げたらマスキングテープで固定します
 
 
⑤グルーガンで固定
分解してこないようにグルーをつけ、頂点に多めに流しておきます。強度をアップするためです。
 
 
これで中心となるダイヤパーツは完成です
 
 
今度は台座を作っていきます
 
①方眼紙にダイヤパーツを写して台座と縁の型紙を作る
 辺を延長させて今回は10㎜、5㎜に印をつけて結びます。
切り抜く時は内側から!その方が安定して綺麗に切ることができます。
 
 
 
 
②コスプレボートハードタイプに写し、切り抜いていきます
縁パーツを張り合わせる時に必要になるので、台座パーツの型紙を写す時にここも写しておきます
 
 
 
 
台座は垂直に、縁パーツは斜めに切り出しました。
 
 
③Gボンドで土台と縁をくっつけて完成です
 
 
塗装or布を貼ってからダイヤと台座をくっつけます。
青が塗装  赤が布貼りです
 
 
布を貼る場合は厚みの分大きくなるので、布を貼る前にダイヤパーツを小さく切っておくと収まりがよくなります。
 
 
以上、展開図が分からずに困っていた私に友人が教えてくれたやり方でした。
造形パーツというと武器や鎧のイメージが強いかとは思いますが、小さなモチーフ作りからやってみると案外楽しくできるかもしれませんよ!!
 
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