本店[服飾館5階A・Bフロア]毛糸・手芸材料

2016 21 Jun

紐のグラデーションの染め方&和物鎧作り~肩鎧の作り方~

今回は、和物コスプレ衣装の鎧の作り方と、装飾に使う紐のグラデーション染めを、コスプレ部スタッフのMが写真つきで説明していこうと思います!

染料のご紹介があるので服飾館5F手芸材料売場のブログにてお送りしますが、Mは普段3Fのビーズ・装飾雑貨売場におりますのでご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください♪

ではでは、作り方スタート!

まず、完成はこちらになります!

合皮の色や紐の色を変えたりすれば他の鎧にも応用出来ると思うので、どうぞ最後までご覧ください( ´ ▽ ` )ノ

 

まずは工作用紙を使って型紙を作ります。型紙が出来たら作りたい形を組み立てます。
マスがある紙を使うと左右対称にしやすいのでオススメです。
 
自分の身体に当て鏡を見ながら大きさを決めていくとバランス良く作れます。
 
 
紐を通す部分や、違う色の布を貼る位置など、全て書き込みます。
段差などある場合は実際に切ってマスキングテープやガムテープで貼り付けておきます。
今回のものは紐で繋がっているタイプのものなので、重ねる所は紐一段部長くしてくださいね!
 
ちなみに後でパーツをわけるので、ガムテープをつかうなら簡単に切れるタイプを使ってください。
 
パーツ事に印を付けておくとパーツが分からなくなる事がなくなります。
似たようなパーツがある場合は印がないと
あれ?これどれだ?( ゚д゚)となったり、これとこれくっつけるやつじゃなかったぁあああっ!。・゜・(ノД`)・゜・。となるので、気をつけてくださいねっ!←体験談
 
 
合皮に型紙を使って出来上がりの線を引いてその線より1cmから2cmくらい大きめに切り取ります。
この時紐を通す場所にも印をつけて、カッターなどで切れ目をいれておきます。
パーツの印も忘れずに!
 
次は鎧造りに使われるソフトボード
今回は五ミリを使います。
 
ボールペンなどで先程とった型を写して、カッターを使って切ります。
ハサミでも出来ますが、ハサミだと断面が斜めになってしまったりするので、断面を綺麗にするならばカッターがお勧めです。
 
 
切り取ったソフトボードに印をつけていきます
印を付け終わったらカッターで紐を通せるくらいまで切れ目をいれていきます。
 
 
 
先程準備した合皮とソフトボードにGボンドを塗ります。
ソフトボードの切れ端や割り箸などを使ってなるべく平らに塗ってください。
 
 
 
乾いたら貼り付けます。
Gボンドは乾いたらボンド同士がくっつくので、しっかり乾かしてくださいね。
 
ここで裏技!o(*゚▽゚*)o
どうしても厚みがでてしまって紐を通すのが難しくなってきます。
それがちょっと…となる場合は紐を通す場所にGボンドを塗らず貼り付けて、その場所だけこんな感じでくり抜きます
 
こうすると厚みが無くなった分、紐を通しやすくなります。
ソフトボードに切れ目もいれなくていいので時間も短縮ですね!(≧∇≦)
 
 
裏も見える場合は裏面にも合皮を貼ってください。
今回裏はチラ見えするタイプの鎧なので一直線の切れ込みにして、紐を通しやすくします。
ソフトボードにあわせて少し大きめに切っていた部分を切り落とします。
 
 
金色の合皮を型紙を使って切り取って、同じくGボンドで貼り付けます。
 
金色の部分は今回リフレを使用しました。
リフレの裏に布が貼ってあるので除光液で布をとります。染み込ませて少しすると手で引っ張れば簡単に剥がすことができます。
 
 
金色の部分は裏側に折り込むので側面と裏側部分として2cmくらい余裕を持って切り取ってください。
貼り付けてから足りなかった!だと悲劇がおきます…((((;゚Д゚)))))))
 
 
できたものに一回紐を通します。
 
 
これで一本どれくらいの長さで、何処が表にくるのかがわかります。
薄く印をつけておきます。
 
同じものを通す紐の本数作ります。
 
上と下がわかるようにしておきましょう。
今回私は違うマスキングテープを上下につけて区別しました。
 
さて、次は染め粉を使って紐を染めていきます。
今回紐がレーヨン100%なので使った染め粉はこちら。
★「染色」はどうやったらいいのか分からない方が多いと思いますが、大事なのは染めたいものの『素材』を把握しておくことです!素材に合った染料を使えばきちんと染めることができます♪
 
 
さて、こちらの商品はお湯に溶かして使うものになります。
説明書をしっかり読んでから使用してくださいね!
粉とお湯の量で濃さが変わってきますので、一回練習してから本番望むと感覚がつかめます
 
グラデーションにしたいので耐熱の少し浅めの容器と割り箸を使いました。
 
 
先端をつけて、割り箸でちょっとずつ染み込ませてグラデーションを作っていきます。
ピンク→オレンジ→白のグラデーションなので、ピンクから順々に染めて、白い部分は元の紐のままです。
 
今回洗濯などをしない前提で作っているので洗ったり水濡れした場合多少の色落ちの可能性がありますのでご注意下さい。
グラデーションの途中がわかりやすいようにマスキングテープを使用してみましたが
水に濡れると取れてしまいます。
先端部分は紐がほつれてきますので、乾いてからほつれ止めなどで止めて下さい。
 
しっかり乾燥させます。
素材にもよりますが半日くらい干しておけば充分だと思います。
乾燥したものがこちら!
 
 
 
元が白いので綺麗に染まりましたね!
 
次は紐を通していきます。
通す先端はセロハンテープなどでほつれないようにしてください。
引っ張り出すのに先が細めのペンチを使いました。
指先が痛くならないのでオススメです^_^
 
 
一本ずつ、ではなく、全列を一箇所ずつ通していきます。
紐で鎧を重ねるタイプなので一本ずつやると後で大変になってきます。
 
 
どんどん通していき、後ろでボンドなどで止めて抜けないようにして、完成です!
 
 
取り付ける為の紐を通すとこんな感じになります。
 
 
土台部分もソフトボードにリフレをGボンドで貼ったものになります。
 
 
 
制作期間は乾燥を含めて役約二日間。
立体的な鎧ではないので、初めて作る方でもやりやすいタイプの鎧だと思います。
今回グラデーションを一本の紐で表現しましたが、元々染まっている紐を使用するのも有りですね
 
鎧に紐染めと大容量でお送りしましたがいかがでしたでしょうか?
同じ黒、同じ金でも合皮の質感は違いますので、変えるだけで雰囲気も変わります。
是非自分好みの鎧を作ってみてください( ´ ▽ ` )ノ
 
 
使用材料おさらい
※数量限定品もございますので、同じ商品をお求めの方は事前に取扱いフロアまでお問い合わせ下さいますようお願い致します。
 
・シックレザー 黒 ¥2800/m 0.2m
取扱い:生地館4F
 
・リフレ ゴールド 1m¥2,900
使用用尺:0.2m
取扱い:生地館4F
 
・ソフトボード 5mm厚 ¥430+税
取扱い:服飾館6FBフロア
 
・平紐(122-316 7-001) 1m¥170
使用用尺:5m
取扱い:服飾館3FBフロア
 
・コールダイホット オレンジ、ローズピンク、バイオレット 各¥450+税
取扱い:服飾館5FAフロア
 
・Gボンド
スタッフ私物
 
 
\オカダヤ新宿本店のスタッフで結成されたコスプレイヤーサポートスタッフ!/

★オカダヤ新宿本店コスプレ部★

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